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旅行博2006が開催されます。
海外旅行のための情報を集めたイベントで、120カ国以上の観光局・観光協会や観光会社がブースを出して参加します。 特に今年は今注目を浴びている「中欧(中央ヨーロッパ)」がフォーカスされヨーロッパとは別にルーマニアやオーストリア等の中欧17カ国が中央にブースを構えます。 古代ローマ帝国とビザンチン帝国、ハフスブルグ帝国とオスマントルコ等東西の文化の狭間で育まれた歴史や文化に興味がある方は是非ご来場ください。 毎年10万人以上の来場者があり、各国の観光情報のほかに、食べ物や飲み物、イベントを楽しむこともできます。もちろんルーマニアのワインを試飲することができます。 開催期間:9月23日(土・祝)10:00~18:00 9月24日(日) 10:00~18:00 会場:東京国際展示場(東京ビッグサイト)東展示棟 主催:JATA国際観光会議 入場料:大人1,200円/学生600円 詳しくは #
by rom-cafe
| 2006-09-11 22:29
| ルーマニア
沖縄の中部に勝連半島がある。
勝連城(かつれんぐすく)は世界遺産に登録され有名であるが、その勝連城を通り過ぎ半島の東海岸に出ると、平安座島、宮城島、伊計島、浜比嘉島への橋が見つかる。 海中道路と呼ばれているが、この海中道路から平安座島を見ると小高い山と下に集落が見え海中道路を渡りきりしばらく走るとこの山の裏側が見渡せ、大きな石油タンク群に驚く。 沖縄には島ちゃび(離島苦)といって離島であるがゆえの生活苦がある。特に医療などは切実だ。 35年ほど前に完成した海中道路は島の人たちの悲願であったのだが、石油会社の石油備蓄基地にすることが条件であったわけだ。 平安座島の東半分が石油基地で、宮城島との間は埋め立てられ石油タンクが並ぶ。 サテライトマップでもはっきりと見える。 昔の記憶だが、この島の周辺は5kmほど南の津堅島の漁師の漁場であったらしく、サバニで海流に乗ってこれらの島を逆時計回りに漁をしていたのが、海中道路が出来て潮の流れが変わり、おまけに生態系も変わって打撃を受けたと聞いた。石油基地だから汚染もあるだろう。 平成10年に再び訪れたときには浜比嘉島へ渡る橋が完成したばかりであった。 おかげで御嶽(ウタキ)や昔ながらの集落が見ることができたのであるが、反対にこの島が開発により自然や文化が変わっていくのが不安であった。 特に金武湾から島尻にかけての沖縄の東海岸は、石油関係や火力発電などの工業開発が多く、平成の初めの頃に海岸へ降りたときには既にゴミだらけの海岸でがっかりした経験がある。 沖縄へ行くたびにいろいろな施設ができ便利になるのであるが沖縄らしさがなくなり、だんだんと離島に向かうようになっていったが、既に離島も開発ラッシュである。 便利、快適を求めるのは仕方がないことであるが、失われるものもある。良いものを残していくには地元の人たちが認識することが必要なのだろう。 ルーマニアなんかも環境が急激に変わりつつあって、特に国民が経済的に厳しい生活をしいられているから変な選択をしないかと危惧する。東欧の文化や自然に興味がある方は、今のうちに不便で遠いルーマニアを訪れていただきたい。 #
by rom-cafe
| 2006-09-05 10:36
| 沖縄
「築地へフルコースのランチを食べに行こう」と友人を誘ってみるのだが警戒してなかなか実現しない。
仕方なく社内だけでフルコースを堪能してきた。 名づけて「築地ワンダーランド ランチフルコース」。 沖縄の牧志の公設市場もそうだが大きな市場は活気があり足を踏み入れると異空間に入って行くようなワクワクとさせるものがある。 ワンダーランドだ。 商品を眺めるだけで楽しいし、方々で立ち食いできるのでつい買って食してしまう。 で、最初から立ち食いで済ませるコースを考えた。 まず築地は正門と場外市場の間の市場橋門から場内へ入るとよろしい。 これがワンダーランドの入り口である。 築地独特のターレットという運搬車が行き交い、見ていると危なっかしい。 しかし慣れたもので「危ない!」と思っても、数センチのところを交わしていく。 ターレットが接近して、危ないと避けたり立ち止まると反って危ない。 我々の動きを見越して運転しているようだ。 卸売の業者の方にとって我々は本当に迷惑なのだろう。 ここはまず市場の雰囲気を味わい、すぐに場外市場へ向かう。 今日は「1000円コースだ。」 「寿司を食べたい。」という意見も無視して実行! まず新大橋通りから築地横町に入る。 「管商店」で前菜の飲茶をいただく。 黒豚シュウマイ(¥90)と プチ肉まん(¥80)。 ほかにギョーザもある。 テレビにも紹介されたようで人気がある店。 続いて中通りの「松露」の卵焼き(¥330)。 近くにはテリー伊藤さんの実家「丸武」、「大淀」など卵焼き店が数店舗ある。 食べ比べなども次にしてみたい。 その後、波除通りに出て、 「丸豊」で味噌焼きおにぎりをゲット。(¥190) ほかにたぬき、牛筋、うなぎなど。 このまま新大橋通りに出ると、 ラーメン、カレー、丼屋が並ぶ。 ほとんどが店先での立ち食い。 特にホルモン丼の「きつねや」は 有名で、私はここのオッチャンが 牛やホルモンの具をご飯にかける 仕草にプロ意識を感じるのだ。 再び場外市場の奥へ入りこみ、 創業130余年のおでん「佃権」へ 名物のはんぺん(¥150)は勿論、たまご(¥50)、がんも(¥50)をチョイス、器に入れてもらう。 どれも美味しいが、はんぺんは特にオススメ。ふんわりと出来上がって本当に美味しい。 で道の脇へ行き、おにぎりを頬張りおでんをいただく。 これがメインディッシュ。 行き交う通行人は気にしない。 既に満腹な状態なのであるが、通りかかった「鳥藤」で焼き鳥(¥70)が旨そうで、つい注文。メインの肉料理の追加となった。 そして場内へ戻り、団子三兄弟のモデルとなった「茂助だんご」(¥50)でデザート。 つぶあん、 こしあん、 しょうゆの3種類。 店内でも食べることができる。 この並びには「吉野家」があって ここが発祥店とのこと。 最後に正門から出るのであるが、途中のコーヒー屋で必ず気前良く試飲させてくれる。 紅茶の選択はできないがこれでフィニッシュである。 締めて¥1060。ちと予算オーバーか。 #
by rom-cafe
| 2006-08-15 16:18
| 雑記
ルーマニアにはロマというかつてはジプシーと呼ばれていた移動型の民族の人々がいる。
ロマは北インド起源といわれヨーロッパへ理想郷を求めて移動したらしい。 彼らの職業は鍛冶工、木工、石工などの工芸、音楽や踊り、あるいは占い師であったりする。 特に音楽や踊りはそれぞれの地で文化的に大きな貢献を果たしている。 有名なのはスペインのフラメンコ、トルコのベリーダンス。 ユダヤ人と同じようにロマも少数民族ということで迫害を受けてきた。 大戦中にはナチスのユダヤ人絶滅政策のためロマも多く殺害された。 全ヨーロッパでロマは1200万人といわれているが、特にルーマニアは文化の交差点のような地理のためロマも一番多い。 ルーマニアでも田舎では今も冠婚葬祭にはロマたちの音楽は欠かせない。 彼らはLautaniと呼ばれていて、Tarafというバイオリン、ツィンバロン、アコーディオンといった構成のバンドで活動している。 チャウセスク政権時の定住化政策により一定の地域に住まわされ農業兼業で行っていたが、政権崩壊後は活発な活動により国際的な注目を集めるようになってきている。 で、今、ルーマニアは若い人たちの間でmanele(マネレ)というトルコの音楽を真似たダンスミュージックが流行っている。 チャウセスク政権の崩壊の後、ブカレストのロマ達の集まる貧しい地域で発生したのであるが、当初はトルコなどのポピュラー音楽のイミテーションだった。 そのような背景から伝統的な民族音楽をやっているロマの音楽家の反対もあり、またロマに対する差別的な意味合いもありルーマニアでは一般に低俗な音楽として扱われている。 成功したマネレの歌手たちの贅沢な生活ぶりもやっかみの対象になっているようだ。 ところがルーマニアの知的レベル層の意に反し、一般大衆はこのマネレを受け入れ多くの人が楽しんでいるしテレビなどで始終流されている。 かつてのロックンロールやレゲエ、ヒップホップ、ラップミュージックと同じような経緯をたどろうとしている。 若い人たちは部屋や車の中でボリュームをとにかく思いっきり大きくして聞くので、時には隣人とのトラブルになったりもする。 特に女性はマネレを聴くと自然と踊りだす。車の中でも。まったく・・・ラテン系。 私は民族的な音楽に興味があって、いずれはマルムレシュのような地へ行き、民族音楽を聴きたいと思っている。 マネレどうも単調すぎて好きでなかったが、例えばブカレストからヤーシまで600km近く車で移動することになるので強制的に聴かされるわけで、自然とリズムを覚えるわけだ。 東京ではなかなかリラックスできる状態になれず、音楽を聴くような時間も少なくなったが時々マネレを聴く。 最近、気になっているのがDenisa という女性歌手だ。 ルーマニアから持って帰ったCDに彼女がデュエットで歌っているのがすごく良いのだ。 透き通るような滑らかな声に魅かれて何度も聴いている。 denisa 日本人受けしそうなのが、 Pentru cine,pentru tine / Adi de la Valcea for who, for you というタイトル。芸名「バルチェア出身のアディ」のアドリアン。 La inima m-ai ars / Florin Salam 燃える心?というタイトル。フローリン・サラム salamとはサラミのこと。 でもTarafなどのロマの伝統的な民族音楽は本当に素晴らしい。 Taraf de Haidouks ワラキア地方のクレジャニ村のタラフのバンド。タラフ・デ・ハイドークス Mahala Rai Banda ブカレスト郊外のロマのバンド。マハラ・ライ・バンダ(スラムの素晴らしいバンド) #
by rom-cafe
| 2006-08-08 13:04
| 音楽
中世のルーマニアには、モルドヴァ公国、ワラキア公国が存在していた。
両公国とも13世紀から存在し、オスマン帝国、ポーランド帝国、ハンガリー帝国の脅威にさらされていた。 これらの公国は貴族(ボイェリ)により統治されており、そのトップがボイエボダル(公)。 有名なのが15世紀のモルドヴァのステファン大公とワラキアのブラド三世だ。 ステファン大公は50年ほどモルドヴァ公国を統治していたが、オスマン帝国の侵攻と戦いながら、一方で公国の産業の発展のためワイン生産を奨励し、ヨーロッパ各地へ輸出した。 ワイン造りはモルドヴァ公国の主要産業であった。 ステファン大公はモルドヴァ公国が隣国と戦い勝利するたびに神にささげるため修道院・教会を建立した。 その戦いぶりにローマ教皇も「キリストの闘士」と称賛した。 その修道院・教会の数は44とされ(勝利数は47)、一部が世界遺産に指定されて残っている。 一方のワラキア公国のブラド三世はツェペシュ(串刺し公)と呼ばれ、オスマン帝国との戦いで短命に終わるが、この戦いぶりが激しく、また公国の統治のため粛清を行う残虐さから後に「ドラキュラ」のモデルにされてしまう。 作家ブラム・ストーカーが1897年に「吸血鬼ドラキュラ」を出版し、後に映画化されたが、ルーマニアではチャウセスクの独裁政権崩壊後までこの「ドラキュラ」のことを知らなかったそうだ。 コトナリ社の「ボイエボダル」はステファン大公の没年より造られているワインで、 ラベルにはステファン大公の肖像画が使われている。 モルダヴィアの在来品種、グラサ・デ・コトナリ、フェテアスカ・アルバ、フランクーシャ、タマイオアサ・ロマネアスカのブレンドワイン。 私はブレンドワインがベストと思う。 味の厚さが増すような、飽きのこない味になる。 フランスなどではブレンドは常識。理想の味を追求するためにブレンドは必要不可欠である。 このワイン「ボイエボダル」は中世より「モルダヴィアの真珠」「モルダヴィアの花」と呼ばれ、ヨーロッパ各国の皇帝、国王が愛飲していたワインである。 中世より数多くのメダルを獲得したコトナリ社のゴールドメダルワインだ。 数人のソムリエの方に試していただいたが、評価が高い。 冷やしたこのワインとフォアグラやブルーチーズなんかが合うのではとのこと。 自信を持ってオススメしたいワイン。 #
by rom-cafe
| 2006-08-02 02:22
| ワイン
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